出窓から
先月だったか 先々月だったか
しばしボーッと呆ける時間が好きだと書いた
こころを緩めてから動き始めると
最近は、出窓のカーテンを開けて
朝日を浴びながらボーッと景色を眺める
雨の昨日は、駐車場のコンクリートにできた
浅い凹みにできた水たまり
そこへ落ちてくる雨粒が作る波紋に見入った
雨粒の大きさや落ちてくる速度で波紋が変わる
聴こえては来ないけれど音楽を奏でているような
人の目には見えぬ妖精が水面を歩いているような
そんな感覚に少しの時間 空想の中に身を置く
指でツンツンと突いたら同じような波紋が
できるのかしらなんて思いながら現実に戻った
朝、青空と白い雲と曇が入り混じった空が
いまの時間になって青空優勢に変わってきた
昨夜これを書こうとパソコンを立ち上げたものの
瞼が落ちてきて、開こうにも言うことを聞かない
諦めて、電源を切り就寝の準備をしてやすんだ
歳に抗わずありのままに、過ごしていこうと決め
ヘアカラーも必要以上の化粧品購入もやめたけれど
これは実年齢以上の衰えを感じずにいられない
遠視のわたしは、窓の外の景色に近所の人が朝の
体操をしている姿が見える みんな健康に気をつけてる
こころを緩めて呆けている場合かと自分のお尻を
叩いてはみるものの いまは朝のこのひとときが
自分には必要なのだと 急ぐ旅の途中でもなし
電車の座席に後ろ向きの立ち膝で、流れる景色を車窓から
眺める子どもと同じ姿勢で、朝晩の景色を眺める
後ろ姿は、お世辞にも間違っても子どものように
可愛らしくは見えないだろうことは重々承知。。