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おはなが ながいのね だれが すきなの
そうよ あのね
かあさんも ながいのよ かあさんが すきなのよ
幼い頃は母が大好きだった
いまは一緒にいるのが苦しい
それは嫌いになったからではなくて
人は歳を重ねると、こどもに返るというのは
こういうことなんだと思い知り
愛情をそそいでもらったのに、優しくできない
そんな自分の姿や心が醜いから
美しかった母に似たところは少なくて、父似。。
数分前のことも忘れてしまい日々変わっていく母
『だれが すきなの あのね かあさんがすきなのよ』