秘密のまんまちゃん
日差しが暖かな朝、それでも設定温度を2度上げて
ストーブのスイッチを入れた
ネコには寒いだろうに、ニャンは丸くなってスタンバイしてた
わたしの錆びついた体も動きが鈍い。。
明らかに運動不足なのだから散歩でもしたらいいのに・・
途中ベンチで休憩してお日さまに温められながら本を読む
思いだけめぐらせて、実際はリビングで過ごす
朝はカーテンが開くのを待っていたまんまちゃん
午後3時頃、近くにいるかなと庭に出てみたけれど声はなく
立ち枯れた草花を手入れしていたら、呼びかける鳴き声
どこだろうとキョロキョロしても見つけられない
いた、いた、斜め下の家の屋根の上からこちらを見てる
まんまちゃんは屋根の上が好きだねと手を動かしていたら
あっという間に目の前に現れて、ごはんちょうだいで早目の夕食を出す
うんざりするほど毎日変わり映えのしない時間を過ごし、ため息をつく
ふと、まんまちゃんはどうして屋根の上が好きなのかを考えてみた
縄張り争いで負けてからのような気がする・・身を守るため?
最近は外ネコさんを見かけることが少ない気もするけれど
そんなことを考えていたら、変わり映えのしない日々が如何に安穏として
シアワセなことなのかと遅ればせながら再度認識
でも、たまにはネコに変身して自由に屋根の上を歩いてみたり
陽だまりの中でごろりと昼寝をしてみたいと思う
まんまちゃんの秘密がわかるかもしれない