エンジェルタイム
わが家でニャンが家族になるずっと前から
聞いていて知っていたこと
猫は死期が近づくと姿を消す
そのままの題名の記事を読んだ
実際は違うようだ
わが家のニャンも来春で14歳になる
エンジェルタイムを考えておかなくてはいけない
ニャンのきょうだいに三毛猫のふーがいた
ふーは5年間わが家の家族として暮らしたけれど
最後まで人に対して臆病で、いつも隠れて過ごしていた
唯一、父には懐いてはいたけれど、抱っこは嫌がったし
触れられることさえも怖がった
3.11の2日前の朝に突然、後ろ足が麻痺し
ふー自身が驚いて足を引きずり逃げ惑い
病院へ連れて行こうと救急の動物病院を探している間に旅立った
そうだ、この時も父は泣いた、子どものように
ふーにとって、身を隠すのに安全な場所は
父の足元のこたつの中
エンジェルタイムもないままにあっという間に
いなくなってしまった
待っていた所で父と会って、空の上で遊んでいますか
ふーちゃん、忘れてないよ、ニーは元気です