こたつの敷き布団を探して
上掛けも、小物もまとめて買おうとすると
届くのがバラバラで、もっと早く買えばよかったと後悔
大人の顔色を窺う癖がついたのは小学生のころ
中学に入ってからは父も母も好きではなかった
出来が悪かったので、いつも兄と比べられていた
すでに父はもうここに存在していないし
それを言ったところで、その思いのやり場がないので
想い出にしようと言い聞かせている
本当に飽きもせずバトルを繰り返した
やはり、もう笑えるほどに想い出になってる(笑
毎日でも度々でもないけれど
気に入らないと圧倒される力で掴みかかってきて
力が及ばないと唾を吐きかけようとする
そんな見たくもない母の姿に嫌悪感を覚えて
あぁ、この人は昔から好きじゃなかったと思う
母も悩みを抱えていた時期だったに違いないけれど
縄跳びで叩かれたことがあった
暴力的なことはそれくらいしか覚えてはいない
中学も高校も親が来なければならないときは
いつも父だった
母は早朝から商売をしていたので時間的に融通が利く
公務員の父の出番が多かったのだ
大人になり成人から2年が過ぎたというのに門限は10時
当時、結婚が決まっていた相手と会って
門限ギリギリに帰ると必ず起きて待っていたのは母
ただいまと言ってリビングに入ると
頭の先から足の指先まで上から下へ、下から上へと
チェックするように見回して
何してきたの?そう問いてきた
ある時は、今日キスをしてきたでしょう?と
母と娘といえど、真顔でのこの言葉にはどん引いた
心配と過干渉の境目はどこなのだろう
一事が万事こんな感じだった
そのくせ、わたしからのSOSには気付かず。。
現在は、「仕事もしないで人の年金でごはん食べて
何様のつもり」が口癖になっていて
いやいや、重しになっているのは母さんでしょう
心の中で、いつもつぶやく
今でも母は好きになれない
母のすべてがではなくて
昔も今も思い込みの激しい真顔が嫌い
「働きもせずに・・」は病気が言わせているのだと
思いながらもため息をつく
親になったことがないわたし
だから親心が理解できないのか
子の心、親知らずなのか
ケンカができるのも母が元気なうち
それができなくなったら真顔の母の言葉も
想い出に変わって行くのだろうな